REPORT

シビウサイクリングツアー(小石祐馬レポート)

KOISHI2

小石祐馬のレースレポート

●シビウサイクリングツアー

開催日:7月6日〜10日
開催国:ルーマニア
カテゴリー:UCI ヨーロッパツアー2.1

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写真:Turul Ciclist Al Sibiului

第1ステージ
距離:193km
結果:99位

前日のプロローグの結果、2秒差の2位にベルラートがいる状態で、1位はルーマニアナショナルチーム。スプリントの展開になっても、チームにはルーマニア人スプリンターのグロスがいることから、逃げには入らずに少人数を先行させる作戦に。

スタート後、いきなり5kmの登りから始まるのでニュートラルの間にささっと前にスタンバイしておいて、リアルスタートしてからも常に動きを見える位置にいた。同じ所にグロスやベルラート、デネグリもいたので、確認しあいながら、あまり一人がずっと反応し続けないようにしていた。

逃げは登りでは決まらず、下ったあとで4人が先行。今回来ているプロコンチネンタルチームの4チームは、どこも逃げに選手を乗せていなかったので、あっさりタイム差は開いて、リーダーチームのルーマニアナショナルチームが牽引する形に。その後すぐにルーマニアナショナルチームは引くのをやめて、一気に差が開いたの50km過ぎから、NIPPOもデネグリ、ジリオーリと自分の3人で牽引した。

かなり良いペースで引いたのに結局あまりタイムは詰まらずに、このままでは持たないと思い、結局引くのをやめた。その後、踏切に引っかかり一旦止まると、逃げとは7分差から再スタート。そこからCCCやユニエウロなど数チームが引き始めたので、NIPPOもそこに加担することに。

そこから順調にタイム差を詰めて150km前後にある登りの前でアンドロー二がペースアップ。そこまで引いていたので、そこで仕事は終了、登りは短く、なおかつ前にいたのでなんとか集団で通過する。その後最後のKOMまでは、アンドローニやCCCが良いペースで引いたので、結構キツイ感じのまま最後の登りへ。そこで最後のペースアップがあって千切れる。その後は一緒に遅れた選手たちとゴールした。

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写真:Turul Ciclist Al Sibiului

 

第2ステージ
距離:213km
結果:14位

今大会最長のステージで、最後15kmは登りで山頂ゴールの厳しいステージ。レース前のミーティングでは最後登りでフィロージとジリオーリが勝負するのでそれに以外の4人は逃げに入ると指示が出た。

この日も前日同様にいきなり登りスタートなので、そこで逃げが決まる可能性も十分あるので気をつけてチェックに入った。4人とも前で近くにいたので、確認しあいながら行く。結局登りでは決まらずにその後の下りきって平坦になるところで13人の逃げが決まった。そこにNIPPOから自分とベルラートが入る。ほぼすべてのチームがここに選手を送り込んでいたので、逃げ切りも視野に入れつつ、逃げが容認されてからは極力セーブしながら走る。

KOMやスプリントポイントもあったが、前日の逃げでたくさんポイントをとっている選手がいたので、逆転は難しいだろうと思い、また最後の登りに向けて特に取りに行かなかった。この13人はみんな逃げ切りたいであろうことから、この日は綺麗にローテーションも回って良いペースで進んでいき、集団とも気がつけば9分近く付いていて、さらにゴールが近づくにつれて、10分以上開くようになっていた。

ここから本格的に逃げ切りを意識しだして皆なかなか牽かなくなる。監督から無線では常に補給をしっかり取るように言われていた。最後の超級山岳みたいな登りが始める前に小さい丘があってそこでアンドローニの選手とベルラートがアタック。ベルラートが少し先行したので、その後登りまでの平坦では牽かずに、前を追うべき選手が追うが、あまりペースが上がらずに、結局かなり開いて1分近くベルラートグループと開いた状態で最後の登りへ。

最後の登りは勾配もあって距離も長いので淡々とTTのように踏んでいけばいいと監督から無線で教えてくれたのでそのとおりにした。最初は良いペースで前から降ってくる選手もパスして行けて、そこまでキツく感じなかったが、最後5kmを切ったあたりからハンガーノック気味になり、全然踏めなくなる。結局そのまま走ってゴール。長いステージで、逃げている時間も長かったので思ったよりもエネルギーを消費していた。補給は走っている途中もしっかり食べていたつもりだったが最後足りなかったので、もっと意識して取るべきだった。

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写真:Turul Ciclist Al Sibiului


第3ステージ

距離:6.5km
順調:77位
登りの6.5kmのタイムトライアル。スタート前、前日の疲れのせいかアップの時に脚が重かったが、ローラーで脚を回していると、少し軽くなったので大丈夫かと思ってスタート。スタートすると心拍も全然上がらずに、あまり踏めないままゴール。幸い総合も関係ないので明日のためにと思ってあまり追い込めずにゴールした。

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第4ステージ

距離:143km
結果:86位

最終ステージは夕方の17時スタートのため、午前中に軽く乗りに行って午後からのレースに備えた。レースコースは1kmの登りがある約20kmのサーキットを4.5周したあと、一旦郊外に出て最後3kmの登りを通過後シビウの街中にゴールするコース。この日の作戦は少ない逃げでも一人は選手を送り込んでおいて、最後はグロスがスプリントするのでそれをヘルプすること。自分は常にグロスの近くにいて補給等必要ならそれをカバーする役目だった。

スタートしてすぐ6km地点にスプリントポイントがあり、その後すぐに登りが始まるので、最初スプリントポイントを取りたいチームが積極的に引いて、逃げをどんどん潰していくのでペースが常に速い、そのまま登りに入って一気に逃げが3人先行し、そこにチームからはジリオーリが入った。

その後は一気にペースが落ちてリーダーチームのCCCやスプリントに持ち込みたいワンプロサイクリング、アンドローニなどが集団を牽引。NIPPOは前に選手がいるので、集団前方に固まって一列で位置取り。その後も同じようにタイム差を3分程度でキープしつつレースが進んでいく。

サーキットが終わって郊外に出ると集団が逃げを本格的に追い始めたので、集団のペースがどんどん上がっていく。この日は特に横からの風もなく、ワンプロサイクリングの後ろを陣取っていたので、比較的楽にレースを走れた。

ラスト20kmくらいからは逃げも崩壊してジリオーリが1人先行する形になった。しかし、ちょうどラスト15kmを切ったあたりにKOMがあり、その頂上を通過するあたりでジリオーリは吸収された。登りでアタックする選手がいたので集団は若干バラバラになっていたが、NIPPOは前から15番手以内で皆固まっていることができた。

その後下り基調から平坦になり、シビウ街中のへと向かっていく。街中に入るまではグロスの後ろにいたが、街中入って集団が緩んだところではぐれてしまい、その後は集団でゴール。グロスは最後スプリントで3位入賞した。