REPORT

デパンヌ3日間レース(小石祐馬レポート)

KOISHI2

小石祐馬のレースレポート

●デパンヌ3日間レース

開催日:3月29日〜31日
開催国:ベルギー
カテゴリー:UCIヨーロッパツアー2.HC

●第1ステージ
距離:198km
結果:136位(+14:22)
ベルギーで行われたHCクラスのステージレース、デパンヌ3日間の初日。この日は約200kmのステージで、ベルギーの海沿いの町デパンヌをスタートして内陸に向かって走り、ゾテゲムにゴールする。コースは石畳や長い横風の影響をモロに受けるであろう直線の道、そして天気も雨というベルギー特有のコースだった。

レース前のミーティングでは自分は調子が良ければ最後に残れるようにトライして、そうでなければ逃げに乗っていくと話した。

16kmというかなり長いニュートラルの後にスタート。スタート直後いきなりカチューシャやBMCなどの有力チームがチームTT状態でペースアップ。強い横風だったので、もうその時点で集団は割れていくつにも分かれた。ペースもかなり速くて、ニュートラルで何としても前に上がっておけばと後悔した。

そこからなんとか集団に引っかかり走って行くと前も落ち着いてメイン集団が出来たので、そこでなんとか耐える。その頃先頭は14人の”容認された”というより力で出来た逃げだったので、そのまま順調に逃げていた。後ろの集団も前に乗せていないチームが牽引していたので、常にいいペースだった。

レース終盤に石畳の登り”ミュール”を通過するので、そこでペースが上がるだろうと思い、前に上がろうとしたが、中ほどまでしか上がれずにそのまま石畳へ。そこで予想どおりペースアップがあり集団はバラバラになった。前は追いついたようだが、後ろは30人ほどのグルペットになっていたのでそこに留まった。

その後はグルペットのままゴール。先頭は14人のうちの3人が逃げ切った模様。最初から横風が予想できたので、もっとニュートラル区間での位置取りをしっかりとしておくべきだった。

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●第2ステージ
距離:211km
結果:125位(+13:13)
この日も200km越えの長いステージ。今度は前日ゴールしたゾテゲムから海沿いのデパンヌの側まで戻るステージ。また前日同様に風も強くて、長い直線や石畳の登りもあるので激しい展開になることが予想されていた。

ミーティングでは前日と同じような指示が出た。自分としては逃げに乗っていくつもりで最初から位置取りしていた。ニュートラルも2〜3kmと短かったので、すぐに前に出てそのままいい位置を取るようにして動いて、レースが始まると常に展開を追える位置にいた。

最初から動いてみたが、そんなにあっさりとは逃げは容認してもらえずにアタック合戦が続いた。途中6,7人で抜けだして、しばらく良いペースで集団にタイム差を付けようと思って回してみたが、しばらくすると集団が追いかけてきて捕まり、そこで結構踏んでいたダメージもあったので少し休むことにした。そうするとチームメイトのジリオーリが乗った逃げができて、そのまま集団は容認した。

最初は逃げに乗せていなかったチームが牽引して逃げを潰そうとしていたが、30秒ほど空いていたのでそのまま逃げは行って一旦集団は落ち着いた。そこからはリーダーチームのカチューシャやアスタナがコントロールしてレースは進んだ。この日も要所要所で石畳があったのでその手前では激しい位置取りがあった。途中雨が降って濡れた石畳に突入したことで落車があり、そこで巻き込まれてしまい、集団に復帰するのに手間取ってしまった。

復帰したころには次の石畳の登りの手前だった。仕方がないので集団最後尾で登りへ入る。ペースも速くて石畳でポジションを上げることができなかったので、そのまま下りから平坦へ。そこでもかなり脚を使わされてしまうが、その前の集団は一旦ペースが落ち着いていたのでなんとか復帰。この時点でかなりキツイ状態だった。

そのまま次の石畳へ、キツイ状態で位置取りをしなければいけなかったので、あまりいい位置では入れず、ここでも落車があって足止めを食らう。そこから割れた集団でなんとかメイン集団まで戻ろうとするも、ここにこの日エースだったグロスがいたこともあり、積極的に引いて戻した。そのダメージもあってカツカツの状態で追いつけずに後ろからきた7人のグループで遅れてゴールした。

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●第3aステージ
距離:111km
結果:63位(+0:00)
最終日の午前中に行われた短いステージ。距離が短いために高速レースになると思われ、レース前のミーティングではアタックして逃げに入るよう指示された。

ニュートラルは短かったので前の方を意識して位置取ったが、レース開始直後のファーストアタックが決まった。前日もアタックが長引いたので、さすがに最初では決まらないと思っていたので、反応できない位置にいたのは失敗だった。

逃げを容認するとすぐに有力チームが前を閉めて集団を抑えに入ったのでそのまま一旦落ち着いた。この日もスプリントになることが予想されたので、チームで固まって動き、横風でのペースアップに警戒していたが、横風でペースアップはなくそのまま最後のデパンヌの小さな周回へ入った。

小さな周回に入る頃には残り10kmを切っていたので常に時速60km弱の高速ペース。各チーム位置取りも激しくなってバラバラになってしまう。そこからは集団中ほどでゴール。最後のペースが上がったところでは何もできなかったので、もっと対応できるスピードを付けたいと感じた。

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●第3bステージ
距離:14.5km
順位:76位(+2:03)
最後のステージは個人タイムトライアル。とりあえず全力で頑張るだけのステージ。コースはヘアピンカーブが多いなかなかテクニカル。時間の都合上、試走もなくいったので各コーナーの曲がり具合や路面状況などがわからない状況だったのでコーナーは安全に曲がった。直線部分は風が強くあまりスピードに乗らなかった。最後に向けて徐々にペースを上げていくイメージで走り、走った感じではイメージ通りに走れた気がした。

結果はトップから2分遅れ、コースの試走などもしていなかったこともあるが、根本的に走っているスピードが違うことを示すタイム差だったので、個人の能力でもあるタイムトライアルの能力はこれからも向上させていきたいと思った。

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