REPORT

ツール・ド・台湾(小石祐馬レポート)

KOISHI2

小石祐馬のレースレポート

●ツール・ド・台湾

開催日:3月6日〜10日
開催国:台湾
カテゴリー:UCIアジアツアー2.1

 

●第5ステージ(台南)

距離:144km
区間成績:34位 +5’15”
総合成績:29位 +4’31”

ツール・ド・台湾ラストステージ。今大会のクイーンステージでもあり、最後15kmはずっと登りで明らかに総合が決まる。

レース前のミーティングでの作戦は、とにかくいい状態で最後の登りに入り、力を出し切ってゴールすること。この日も雨だったので着込んで身体を冷やさないように注意していた。

スタートから下りで、この日は登りと下りがほどんどだった。ただこの日は霧も出ていてひどい時には数十メートル先も見えないほど霧が濃かった。

霧の影響もあってレース序盤から10人の逃げが決まった。決まってタイム差は広がるが乗せていないチームもあったので、集団は止まることなく、前との差をあまり開けすぎないように進んだ。

途中パンクなど少しトラブルもあったが、力を温存して最後の登りに臨むことができたと思う。そして登り前にはチームメイトの山本選手に手伝ってもらい、集団前方に位置取り、いい場所から登りに入ることができた。

登りに入ってからはすぐにペースが上がったので、わりとすぐに集団の人数は減った。その時点で速いと感じるペースだったが、付いて行くほかないと思ったので、なんとか付いていこうとする。

その後、登りでのペースに付いていけなくなり、脱落する。その後は淡々と自分のペースでゴールを目指したが34 位とかなり遅れてゴール。今回改めて最終日まで力を温存することや、最終日でも、最後の最後まで力を溜めることの重要さや難しさを学んだ。

今回最終日まで総合上位で挑めたのは初めてだったので、新しい経験ができたことは良かったが、なかなか思うような結果は得れなかったので、まだまだ改善する点や失敗したところもあったと思う。これからそれらを改善してもっと成長していきたい。

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●第4ステージ(南投)

距離:166km
区間成績:37位 +0’00”
総合成績:5位 +0’02”

ツール・ド・台湾最長ステージ。コースは2級、1級と2つ大きな山岳を登るステージで、最後の1級山岳を登り切ってからは15kmほどアップダウンが続き、頂上の湖にゴールする。

距離は166kmなので、ニュートラルを合わせて170km程度。いつも走っているレースの距離の考えたら、それほど長くはないステージだったが、雨であり、今までのステージよりも距離が長くなるので、特に補給をとること、下りで身体そ冷やさないように気をつけていた。

レース前のミーティングで、開始15km地点にスプリントポイントがあり、そこでボーナスタイムを取るとリーダーになれるので、スプリントポイントでボーナスタイムを取りに 行く作戦となった。

15km地点までに少し上るので、スタート早々、早いペースで進んでいった。雨なので、みんなナーバスで集団の前方にいたがって、ゴチャゴチャしていた。またリーダーチームのアバンティが逃げに入ろうとするので、なかなか決まらなかった。スプリントポイントの数キロ手前で一人の選手が抜けだし、集団は一旦緩んでスプリントポイントまでには追いつききらない位に差が広がった。

その後、ポイント賞リーダーのユナイテッドヘルスケアが引き出して、スプリントポイントを取りに行くのが見えたので、急いでその後ろまで上がって付くが、雨でスプリントポイントが確認し辛かったこともあり、スプリントポイントはユナイテッドヘルスケアの後ろで通過。後々思うとここでボーナスタイムを取れていればよかったと後悔した。

その後3人が抜けだして集団は落ち着く。その後も逃げているスカイダイブドバイの選手が総合争いで上位に来る可能性があったためか集団は常にハイペースで進む。その後はいつもどおり最後の登りでペースアップ。いい位置で登りに入れるように位置取りをしながら登りに突入。登りはこの日もまだ少し余裕を持って上ることができた。

登りきって最後の15kmのアップダウン区間に入ると、30人位の集団になっていた。そこから余裕が出てきた。ラスト3kmまでは集団が一列棒状だったので、様子を見ながら、残り3kmを切って緩んだときにアタックするタイミングを伺った。

すると右側から動いて行くドラパックの選手が見えたので、その後ろに付こうと動いたら、道路の外側にパイロンが設置されていて、それに衝突して落車が発生した。その影響で止まらざるを得なかった。

ゴールは集団で、タイム差なしでゴールできたので、総合成績は変わらないがボーナスタイムを得るチャンスだったと思うと残念だった。

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●第3ステージ(桃園)

距離:118km
区間成績:29位 +0’33”
総合成績:4位 +0’02”

第3ステージは第2よりもキツイ山岳が最後に登場して、ほぼ山頂フィニッシュの120km。レース前のミーティングでは人数の少ない逃げは山本選手、石橋選手に反応してもらい、人数の多い総合に関係しそうな逃げには自分とジリオーリが反応することに。

序盤は高速道路を走る平坦の直線が長いコースだったので序盤から逃げがあっさり決まるか、なかなか決まらないかのどちらかだと思い、最初は一応様子見で前にいたが、30分たっても決まらないので、今日はアタック合戦が続くだろうと予想し、最後の山岳に向けて力を温存することにした。

その後1時間半続いたアタック合戦は3人の選手が逃げて落ち着いた。その時点でレースの半分以上過ぎていた。そこからは登り前まで特にすることもなかったのでチームでまとまり、いい位置で登りに入れるように位置取りすることに。登り前は思ったよりも道が狭くてチームではぐれてしまったので、適当な位置で登りを開始した。登りもずっと登りではなく、勾配がゆるくなったり、キツくなったりを繰り返していたので、前に上がれるタイミングで上がるようにしていた。

上っていてもペースは上がり切らず、下りや平坦でペースが緩むことがあったので、余裕をもって上ることができた。結局最後は40人ほどのグループでゴール。レースは逃げた3人の内の1人が逃げ切り。総合は初日逃げ切った11人の中で脱落した選手がいたのでタイム差2秒の4位まで浮上した。

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●第2ステージ(新北)

距離:114.6km
区間成績:52位 +2’26”
総合成績:11位 +1’47”

初日は街中ド平坦コースだったが2日目は最後に登りのあるコース。登りといっても2級山岳なのと、そこからゴールまで40km近くあるので最後はスプリントになることが予想された。

レース前のミーティングでは、自分は総合上位にいたので、登りでペースアップして、そのまま10人、20人が行ってしまわないように先頭に残ること。

レース始まってすぐは前日の疲れもあったので、集団内でできるかぎり温存するようにしていた。集団は逃げたい選手が多かったのでアタック合戦が続いていたが、20km地点の小さな丘でアタックしたカザフスタンの選手が1人独走した。その後中国のチームの選手も後追いで一人で飛び出したので、レースはカザフスタンの選手、中国の選手そして集団という形で進行した。

ペースは逃げが少なかったのでかなりゆっくりでタイム差もどんどん開いていく。そのまま登りに入っていくが、ここから登りでのペースアップに注意していたので前で入る。登りは9kmほどあって勾配はそこまでキツくはなかったが、集団が割れるには十分だと思ったので常に先頭の見える10番手、20番手で登りをこなしていた。

登りが終わる直前にペースがさらに上がって集団が分断したが、前に残れることができた。そこから下りそして平坦とその20,30人で行くことも考えたが、集団の流れに任せて集団内で待機していると、ペースが上がらずに後ろからどんどん選手が追いついて来て、最終的には70人ほどの集団になった。そこからスプリントに持ち込みたいチームが牽引するも、前にいるカザフスタンの選手とタイム差が開きすぎていたため、そのまま2番手争いでゴール。チームにはスプリンターもいなかったのでタイム差なしの集団内でゴールした。

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