REPORT

ウォルタ・チクリスタ・バレンシア(※U23日本代表遠征)

開催日
開催場所9月4日〜7日スペイン、バレンシア
スペイン、バレンシア地方で開催される4日間のステージレース。日本ナショナルチームとして、ヴィーニファンティーニ・NIPPOからは石橋学、小石祐馬、宮澤崇史が出場。浅田顕監督が指揮をとる。

●第4ステージ
開催地/Moncada-Moncada 距離/121,5 km

小石祐馬のレポート
最終日、基本平坦で町中の細い道を通る11kmを9周するコース。チームで最終日まで残ったのは4人だったため、スプリントで先頭を取ることを目的としてスタートした。レースは10人前後の選手が逃げるがリーダーチームと数チーム、コントロールするチームがいたので、自分たちジャパンチームは各選手近くに固まるように集団内で走る。

最後2週からは宮澤さん、内野、自分、岡の順でトレインを組んで集団内を上がっていく。そして最終周のラスト5kmからはどんどん前に上がっていき、ラスト2km手前で宮澤さんを先頭に集団の頭に出る。そこから内野、自分と先頭を引いて岡をいいところでスプリントできるようにアシストしていく。

最後1kmから自分が先頭になったので最後のコーナーまで先頭で行くことを目標に引くが、ラストコーナー手前でオランダチームのトレインに捲くられて、岡はラインを変更してそっちの後ろに着いた。結果は4位だったが、ラスト500mまで先頭で来て、チームとして動いて形になるレースができた。

●第3ステージ
開催地/Náquera-Náquera 距離/119,8 km

小石祐馬のレポート
今日は16kmのアップダウンのある周回を8周回するコースで、
ゴール手前600mからは急坂がありその頂上がゴールでした。
チームとしての作戦は逃げを狙うのと、
残ったメンバーで宮澤選手の最後のスプリントのサポートをすることでした。

スタートしてすぐに3級山岳が設置されていて、そのすぐ直後に2級山岳があり、
最初からそこで激しくアタックがかかることが予想されたので、
ニュートラル区間の間に前に上がることが必要だった。
スタートは後ろだったのでニュートラル区間とその後の登りでなんとか上がって前に出れたが、
結局最初に飛び出した集団までは行けなかった。

その後も集団は常に前に抜け出したい選手がブリッジをかけようとアタックしていたのでペースは落ち着かずに早かった。
逃げの人数も多くなく、リーダーチームがコントロールしていたので
最後はスプリントになるだろうと思い、集団にいて最後に備えていた。
最後2周からは宮澤選手のそばにいるようにして、最後の1周になると指示をもらいながら付いて行き、
最後数キロから宮澤選手を連れて先頭に出たが、残り1kmに入るか入らないかくらいのところで失速してしまった。
残り600mで最後の急坂が始まるのでそこまで引いて行ければ良かったが、足りなかった。

最後は4人が11秒差で逃げ切り、集団は5位争い。
逃げに入れば十分チャンスがあったのに逃してしまい残念だった。明日が最終日なのできっちり締めていきたい。

石橋学のレポート
今日は逃げにのって前で展開したいと思い、
アタックに反応しながら流れに乗って行くように走っていたのだが、
20kmぐらい走ったところでロータリーの出口のポールにぶつかり落車。
その後、前に追いつけずにリタイアとなった。

その後レースを見ていて、この場面で残っていたら自分も仕事が出来たんじゃないかと感じ悔しかった。
明日のステージも出走できないが、気持ちを切り替えて次のレースで頑張りたい。

●第2ステージ
開催地/Estivella-Estivella 距離/131,6 km

石橋学のレポート
アップダウンのある周回をしてから大きな峠を越えてゴールに向かうというコース。
昨日のステージで前の集団に残り、
今日の登りで前に残れる可能性がある自分と小石が脚をためて他のメンバーでサポートするという作戦でスタートした。

宮澤さんと内野を含む大きな逃げが決まり周回を重ねていく。
最後の登りに入り逃げは2人になり、集団はバラバラになる。
登り口が狭かったので清水に前に位置どってもらったが、直前のロータリーで埋れしまった。
そこから全力で前に上がり集団の先頭が見えてきた。
しかし追いつく前に脚が止まってしまい、
途中抜いてきた選手抜き返されながら登り、先頭から大幅に遅れてフィニッシュした。
先頭は前の2人が逃げ切る形となった。

今回脚をためて総合を狙うチャンスだったのに、粘り切れなかったのが非常に悔しかった。
明日からはまた攻めの走りをして行きたい。

小石祐馬のレポート
今日は最後に1級山岳があり、そこで勝負が予想されるステージだったので、
自分はそこで残って勝負する作戦だった。

最初はもちろんアタック合戦が始まり、いくつものアタックがあったが、
自分からはとくに仕掛けなかったが、集団の分裂やコースが町中の細い道を通ることから前方でカバーした。

レース開始40km前後で20人の逃げができた。
そこにはジャパンチームからは宮澤選手と内野選手の2人が乗った。
そこから集団は一旦落ち着き、リーダーチームのオランダがコントロールするが、
登りのたびにスペイン人の選手がアタックするのでペースはあまり落ち着かなかった。
集団はアタックで分断したり、元に戻ったりを繰り返しながら最後の1級山岳に向かい、
1級山岳の登り口に向けて清水選手に位置取りを助けてもらい、
1級山岳が始まると20番手くらいで登り始めた。

登りに入ると同時に登りの得意な選手がペースアップし、集団はどんどん数を減らしていった。
残り2kmを切ったあたりで一気に登りの勾配がきつくなったところで集団はバラバラで、
どんどん選手がどんどんこぼれていった。
気がついたら自分が一番最後尾になっていて、そのまま着いていたが、
集団はペースが早くて千切れてしまい、そこからは同じく千切れた選手たちと山頂を目指して、
その後の下りと平坦で前に追いつこうと必死で回したが、
結果追いつけずに遅れてゴールした。

もっと力を着けないとこのような力勝負のコースでは勝負できないと感じた。
チームに助けてもらっても先頭にも残れないような状態だったので、
今後もっと力を着けることも重点的に考えていかなければと思った。

●第1ステージ 120km
開催地/Valencia-Algemesí 距離/126,1 km

小石祐馬が6位でゴール

小石祐馬のレポート
ステージレースの最初の日で平坦基調の横風区間含むレースで、
最後には10kmの周回を6周回するコース。
レースは最初からアタックが頻繁に行われた。

最初から逃げ切る逃げに乗る作戦で自分は動いた。
最初のほうは風も強くてなかなか逃げが決まりそうになかったので、少し抑え気味でアタックに乗っていく。
またこの日唯一の山岳ポイントがあって、
ここを先頭通過すると次の日から山岳ジャージを着用できるのでそこも一つの目標にしていく。

レースはアタック合戦が終わって20名弱が飛び出して集団は止まった、
その時、自分は前の20人には乗っていなかったが前にはほぼ全チーム乗っていて、
後ろは追いつく気配がなかったので集団からブリッジをかけた。
その時に2人ついてきたので彼らと協力しつつ3人で前に追いついた。
この逃げにはジャパンチームからは3人送り込めた。
追いついた直後に山岳ポイントがあったが、逃げに自分以外に2人乗っていたことや、
追いつくのに力を使って山岳ポイントをトップ通過できる自信もなかったので集団で待機した。
そこからは比較的良く回りながら逃げ集団は進んで、
一時は30秒差までメイン集団と詰まったが、
数名の選手が追いついてきただけで集団には追いつかれなかった。

そして残り30kmを切る頃にはメイン集団とタイム差は3分半になっていて、
逃げ切りが濃厚になってきたので最後の展開に残るべく脚を溜めるようにする。
最後の周回に入るときに一人の選手が単独で逃げていて、
同じ逃げに入っていた石橋選手が集団を引いてくれて一人逃げとの差を詰めてくれたら、
予想どおり、追いつくか追いつかないかくらいのところで集団からオランダの選手が飛び出していった。
狙いどおりだったのでそこに乗ることができ、単独で逃げていた選手と自分を含む5人の6人で先頭集団になった。
そこから残り1〜2kmまでは上手く回って行ったが、
そこからはアタック合戦になり、カウンターで行かれてしまい、
必死に追いかけるもついていけずにそこから単独走、結果6位でゴール。

今回逃げに追いついたり、逃げに入ってからも集団を引いたりで脚を使う場面が多かった。
もっと温存し、最後にかられるように走ればもっと良くなると思う。
また最後、残り距離も少なかったので躊躇せず行かなければいかないと思った。

石橋学のレポート
120kmの平坦ステージ。
まずは逃げに乗ることが最初の目標だったので、様子を見ながら走る。
なかなか決まる気配がないまま横風区間へ入り集団は伸びるが、
自分は割と前に位置どり出来たのでそこまで脚を使わずにクリアできた。

その直後の緩んだ時に宮澤さんに声をかけられて、そこからアタックしたら見事に決まった。
その後数人ずつ追いついてきて30人ほどの逃げになった。
集団との差がつまってきたのでさらに飛び出そうと試みるがなかなか上手くいかない。
それを繰り返すうちにだいぶ消耗してきた。

同じ集団に小石と岡の2人がいたので、
自分はその2人が乗ってない逃げを潰す作戦に切り替えて積極的に引いていった。
残り10kmで集団から抜け出す決定的なアタックが決まりそこに小石が乗る。
自分は後ろに残りその後のペースアップで集団から少し遅れてゴールした。小石は6位でゴールした。

今回は逃げに3人乗っていたので、もっと3人で協力して勝ちを狙うべきだったと思う。
3人で明確に作戦を決めて行けば、また違う展開に持っていけたかもしれない。
あと3ステージあるので、さらにチームとしての連携を良くしていきたいと思う。
この後2ステージは登りのきついコースなので前に残って勝負できるように頑張りたい。