REPORT

ロンド・ファン・ミデンネーデルランド(UCI1.2)

開催日 8月31日
開催場所 オランダ
オランダ中部のユトレヒトを拠点に開催される今年で58回目を迎えた伝統ある197kmのワンディレース。小雨が降る肌寒いコンディション下で開催され、レース中には時折オランダ特有の強い風に見舞われた。序盤はアタックの攻防が続き、中盤になって6選手の逃げが決まるが、ヴィーニファンティーニ・NIPPOはエドワード・グロス(ルーマニア)のゴールスプリントを狙うべく、チーム一丸となって、逃げを吸収するなどレースを展開する。結果はグロスが2位。優勝には届かなかったが、素晴らしいチームワークにより表彰台を獲得した。
監督は橋川健。また今大会よりU23チームからエマニュエーレ・サバッティー二(イタリア)が研修生としてチームに合流している。

参加メンバー:エドワード・グロス(2位)、ピエール・パオロデネグリ(31位)、リカルド・スタッキオッティ(42位)、宮澤崇史(46位)、海エマニュエーレ・サバッティー二(110位)、小石祐馬(136位)、黒枝士揮(148位)、山本元喜(DNF)

小石祐馬のレポート
オランダ特有の平坦基調の風を使った展開が予想されたので、常に前に行くレースを意識して走った。
レースは最初スタートしてすぐにアタックがかかるものの、平坦基調なのと風が強く吹いていなかったため、
集団はすぐに飛び出した選手を吸収してまた別の選手がアタックするというのを繰り返す。
レース前に去年は15人前後が終盤まで逃げたと監督から聞いていたので、
人数の多い逃げにはチームから誰かが反応するようにした。
今日はアタックして集団に戻ってきても、後ろに下がらずに前に居続けるよう意識した。
ただそれでも下がってしまうことはあったので、その際、焦って上がって来るのに脚を使ってしまったので、
もっと冷静に動いて集団内ではもっとエコに走るべきだったと思う。

レースがスタートして80kmほどすると逃げができて集団は一旦落ち着いたが、
すぐにまたアタックがあり、ペースは上がったり下がったりと落ち着かない。
それからは前に誰も乗せていなかったので自分たちのチームが前に出て集団をコントロールした。
コースが急に曲がったり急に細くなったりすることが多かったが、
前に出てコントロールすることによって、道をよく知るオランダ人選手に振り回されずに走れた。
それでもコーナーの手前などでは、ペースアップして前でコーナーに入ろうとしてくる選手に飲まれてしまうこともあった。

そこから集団は横風区間に入り集団は縦に伸びたが、結局ペースが上がりきらず、
集団は分解されずに一つに戻って集団のままゴールに向かって徐々にペースを上げながら進んだ。
横風の時に後ろで入ってしまうこともあったのでそのときは風下で貼り付けになり、
脚を使ってしまうことが多かったので、もっと常に前方を意識して走るべきだった。

ラスト15km、最後の11kmの周回に入る直前ぐらいにエースのグロスがパンクして下がったので、
集団に戻すために自分も下がりグロスを待ち、ホイールを交換したあとグロスを集団まで戻して、
あとは他のチームメイトがグロスを前まで上げてくれた。
そこからもう一仕事しようと思い、スプリントになることが予想されたので前に上がろうとしたが、
その前に脚を使っていたので前に上がりきれずに結局集団内に埋もれてしまった。

黒枝士揮のレポート
雨が降っていて気温も高くなかったので、長袖を着てスタートした。
最初は風はあまり強くなかったが、1時間もすると横風区間も出てきて、より前にいることが重要になった。
逃げが決まり、タイム差が開き過ぎないようにするとこと、
前にいたほうが楽ということで日本人選手4人で集団をコントロールした。
タイム差を2分にしたところで、他のチームも出てきて、
横風区間も始まり、集団内の位置取りも激しくなった。
自分は前のほうにいれたので、きついときもあったが、分裂する集団の前に常にいることができた。
集団分裂が何度かあったが、先頭もスピードを緩めるせいで、150人くらいの集団にまとまった。

後半は逃げができたらチェックに入るようにした。
道が狭いので常に前にいないといけないが、
前にずっといたら前で展開できるので、後ろにいるよりも楽だなと感じた。
もうスプリントするにはきつい状態だったので、ラスト20kmからはグロスのために位置取りするようにした。
ラスト11kmの周回に入ってからは、集団内もかなりギスギスして、
無謀なところに突っ込んでいく選手もいて、危ないなと思っていた。
位置取りで脚を使っていたため、これ以上前にいたら逆に迷惑になると思い、
トレインの1番後ろに付いてラスト1kmを迎えた。
すると宮澤さんの横の選手が2人巻き込んで落車。
自分はすぐ後ろにいたので、そのままなす術がなく、突っ込んでしまった。
グロスが2位に入った。今回、あまり得意じゃない寒い&雨、風のレースで前々で展開できたのは自信に繋がった。
レベルアップして最後まで勝負できるようにしていきたい。

怪我は擦過傷はほとんどないですが、
腰と足と顔面を強く打っていて、全身ムチウチ状態なので、明日はゆっくりしたいと思う。

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