REPORT

カルパチアクーリエレース(2.2)U23

開催日 4月29日〜5月4日
開催場所 ハンガリー、スロバキア、チェコ、ポーランド

ハンガリーからスタートし、スロベキア、チェコ、ポーランドと東欧4カ国を走り抜けるU23カテゴリー、6日間のステージレース。個人タイムトライアルや山岳ステージ、平坦ステージなどがバランスよく組み込まれている。好調さをみせるルーマニア人スプリンター、エドワード・グロスが第5、第6ステージで優勝。総合順位もトップと4秒差の2位でゴールした。第5ステージからグロスと黒枝士揮、小石祐馬の3選手のみとなってしまったが、日本人選手2名も力走し、チームの好成績に貢献した。

参加メンバー:エドワード・グロス(総合2位)、キム・マニウッソン(第5ステージDNF)、黒枝士揮(102位)、ダニエル・パウルス(第5ステージDNS)、小石祐馬(82位)

●第6ステージ
ポーランドで開催された148kmの最終ステージ。中盤から6つのカテゴリー山岳が連続するコースレイアウトで、なかには最大勾配20%を超えるような厳しい登坂区間も含まれていた。序盤の横風区間で十数名ほどの先行グループができるが、最後の山岳ポイントを前に崩壊し、集団スプリントの展開となった。そして、ポイント賞トップ、赤いリーダージャージを着るグロスが今日もステージ優勝を飾った。

黒枝士揮のレポート
最終日ステージは最初の60kmが平坦後半にかけてアップダウンというコースレイアウト。
スタートして最初の40分は横風区間が続き、集団は分裂を起こすがその後一つにまとまる。
後半のアップダウンに向けて、グロス、小石とリーダーチームの後ろを位置取る。
アップダウンが連続し、集団は数を減らしながら進んでいく。

最後の登りの勾配が20%で一旦緩くなりまた20%くらいの登りがあり、あと少しのとこで集団から遅れてしまう。
後ろに20人くらいいたがオールアウトしてしまった為、そこにもつけずあとは周りにいた何人かと協力してゴール。

今日も、グロスが勝ってくれた!
総合は4秒差で2位。

今日でステージレースは終了。
課題は多い。
今回いい感じで追い込めたので、引き続き、帰ってトレーニングで追い込み力をつけていきたい。

●第5ステージ
気温10℃を下回る厳しいコンディションで開催された143kmの第5ステージ。当初5選手でのエントリーだったが、第5ステージで体調不良によりダニエル・パウルス(オーストリア)が未出走、そしてキム・マニウッソン(スウェーデン)も途中棄権したため、ヴィーニファンティーニ・NIPPO・デローザは、エースで総合2位につけるグロス・エドワードと黒枝士揮、小石祐馬の3選手のみで戦うという状況となった。

決定的な逃げはできず、アタックがかかってはリーダーチームが潰すという展開でレースは進んだものの、終盤になってラスト15kmまで続いた逃げに小石祐馬が入り、集団が彼らを吸収してからは、次々にかかるアタックに黒枝士揮が反応。わずか3人ながらチーム一丸となって、念願のステージ優勝を掴んだ。

黒枝士揮のレポート
スタート時からすごく寒く(6℃)、昨日と同じ失敗をしないように着込んでスタートした。
途中小雨は降ったが本降りにならずに済んだ。
寒いレースは得意ではないが、着込んだおかげでいつもよりはマシで、身体が動いた。
前半は登りを二つこえ、後半はアップダウンが続いた為、集団コントロールするリーダーチームのアシストは崩壊し、後半はアタックが続いた。ラスト15キロから小石を含む8人が飛びだし、粘るがスピードがあがった集団がラスト5キロで飲み込み、ひとつに。
自分は単発てきなアタックを追い、集団をまとめる動きをして、ラストはグロスにまかせた。
ラスト500mの登りで3〜5番手の位置にいたグロスはそのままスプリント。最終コーナーをトップで通過し余裕で優勝!やってくれました!!
リーダーとの差も4秒つけ、更にボーナスタイムで10秒稼いだ。
明日は最終ステージ。
リーダーとの差は14秒なので逆転は可能。
正直今日の寒さと強度で疲労困憊だが、明日が最後なのでグロスの為にできることをやりたい。

小石祐馬のレポート
今日も昨日まで通り総合2位に位置しているグロースの近くにいることとのこと。気温が一桁で寒くて最初はなかなか体が動かなかったが登りも集団でクリア。
100キロを過ぎたくらいでグロスから前行って言いと言われたので、アタックし、10人弱で逃げ集団を形成。そのまま逃げ続けてラスト3km付近で集団に吸収された。そのままラスト500m登り坂の集団スプリントでグロスが勝ってくれた。逃げきれたら良かったが、逃げきれなかったので、グロスが勝ってくれて良かった。

●第4ステージ
スロベキアから国境を越えてポーランドに入る108kmのショートステージ。序盤の山岳では雨に降られ、寒くて厳しいステージとなった。中盤に出来た逃げにキム・マニウッソンが入り、ステージ優勝、そして総合優勝を狙うエドワード・グロスをアシスト。残り2kmでキムらの逃げは吸収され、集団スプリントの展開となったが、残り100メートルのテクニカルな直角カーブで、2番手につけていたというグロスが失速。惜しくも優勝は逃し、3位でフィニッシュ。勝てるステージを逃したと悔しさがつのるが、総合2位にランクアップ、ポイント賞トップの好成績。

小石祐馬のレポート
109kmと短いレース。スタートしてすぐに7km弱の登りがあるため、位置取りが大切だったが、スタートして直ぐにバイクプログラムがあって一旦チームカーに下がって直してから走り直した。その頃にはもう登り始めていたので足を使いつつも登りで少しづつ上がっていってなんとか先頭集団の後ろの方で登りをクリア。その後は雨の下りで寒くて、集団が落ち着いたのを見たらベストを取りに行った。スタートからレインウェアを持って走れば良かったと思った。その後は下り基調の平坦で、チームメイトのキムが逃げ集団に加わわったので総合2位に位置しているグロースの付近をキープしながら走った。それから集団は逃げ集団を捕まえて大集団でゴール。

黒枝士揮のレポート
スタート時は晴れていたが、スタートしてすぐ冷たい雨が降り出し、身体が冷えて動かず登りで遅れ、グルペットでゴール。
グロスが3位。

●第3ステージ
チェコで行われた30kmの個人タイムトライアル。細かいアップダウンに富んだコースで、総合上位、ポイント賞首位につけるエドワード・グロスがステージ6位と健闘した。

小石祐馬のレポート
30kmのタイムトライアル。ノーマルバイクでの出走だった。コースは常にアップダウンが続く15kmの往復コースだった。最初から全開で行くと折り返してからゲキ垂れし、大きく減速すると思ったので最初は抑えめでスタート。走ってみると思ったよりアップダウンがきつくなかなかスピードが出なかった。折り返してからもアップダウン&向かい風で減速しながらゴール。

黒枝士揮のレポート
30kmとこの距離のTTは始めて。
前半は下り基調のアップダウン。
後半は登りが多い。
前半飛ばして後半大失速。
帰ってからの課題が多い。
チームはグロスが6位で総合3位。

●第2ステージ
スロバキアに移動して開催された154kmのラインレース。途中2つの山岳ポイントを通過する。快晴のもとでスタートしたが、この日も途中から激しい雨に襲われ雹も降る悪天候になった。しかし、山岳地域を過ぎると天候は回復し、ゴールまで8人のグループが先行し、ラスト1kmになって1人の選手がアタックをしかけ、そのまま逃げ切りステージ優勝を挙げた。8人の集団にいたエドワード・グロスは、そのアタックに反応したが、他の選手が誰も追走に協力せず、追走集団のトップ、ステージ2位でゴールし、2日連続で表彰台に上った。

黒枝士揮のレポート
第2ステージは後半に一つ登りを超える154kのステージ。
今日は前半からスピードが速く自分達からもアタックをして逃げをねらう。
が、まったく決まらず100kをすぎた、、、
そして雷が今日も光る、、
嫌な予感と共に大雨。からの今日も雹が降る。

昨日みたいに長くはなかったが、体が冷えて、直後の登りでは力が入らなく、後ろのグループに取り残されてしまった。

そのままグルペットでゴール。
チームはグロスが2位となった。
明日は30キロのTT。

小石祐馬のレポート
今日は最初から逃げることを考えて動いた。何回も決まりそうな動きには入り、積極的にローテーションを回した。何度か集団と差ができても50km地点のスプリントポイント狙いでなかなか逃がしてはくれなかった。スプリントポイントが過ぎると小さなアップダウンを含む地帯に入って行った。この時また昨日の様に氷が降ってきて一気に寒くなった。その後7km程度の登りに入るが序盤は寒くてなかなか体が動かず、第3集団で登り切ると下り基調の道でゴールに向う。その時集団を引いてくれるチームがいたので運良く前の集団2つを吸収して大集団でゴール。この大集団の前には6人が逃げ切り、チームメイトのグロスが2位に入ってくれた。
今回登りの前にもっと前の位置で登り入る必要があった。そうすれば先頭集団にも残れたかもしれなかった。

●第1ステージ
途中、豪雨だけでなく大粒の雹に見舞われ、レースが一度中断するアクシデントがあったものの、ハンガリーのヴェスプレムからスタートし、そこに戻る109kmのレースは集団ゴールスプリントの展開となり、濡れた最終コーナーでスリップしながらも、そこから立て直したエドワード・グロスが3位に入った。

小石祐馬のレポート(フェイスブックより)
6日間のステージレースの初日109kmのレース。35チーム180人の出走でトラブル等回避のために集団の前方に常に位置取る様にしていた。人数の多い動きにはチェックに入っていたが、チームが多いのでアタックも多かったが、なかなか逃げが決まらなかった。チームとしては最後にスプリントになることが予想されたので、スプリンターのグロスの近くで彼を助けるとのことで。

レース途中で氷が降ってきて、レースが一旦止まって、その時にグロスとはぐれてしまった。その後チームで集まり、動いていたがラスト5kmを過ぎたくらいでみんなバラバラにはぐれてしまい何もできなかった。
そのあとは大集団でゴール。
まだ6日間始まったばかりなので、明日からも頑張っていきたい。

黒枝士揮のレポート(フェイスブックより)
ポーランド周辺を周るアンダー23の6日間のステージレース。
今日は中間スプリントを取りに行くのと最後はグロスのアシスト。

109kmと短いステージだが、スタートしてあまり集団は速くない。
逃げも決まらず最初の中間スプリントへ。
いい位置をキープしていたが囲まれてしまい、不発。
次のスプリントポイントまで、集団は活性化し大きな逃げには反応するのを繰り返し抜け出しをはかるが他の逃げが決まり絡めず。

レースは進み、残り20kmをきりチームで前に集まっていたら、雷が鳴りだしドシャ降り、、、すごい降ってきてドシャ降りもいいとこだなと思っていたら、雹(ひょう)が降り出す始末、、。
雷すごいし雹痛いし前見えない!!とにかく痛い!雹もかなりでかく道にも積もっていて、前輪後輪つるっつる。皆滑っていて落車しそう。とても走れる状況じゃない。

その中でもアタックしていくベルギーの選手、、、まじかよ、、。
と思いながら進んでいると、一時レース中断で集団がとまる。
1分間だけ。

再スタートし、雹もやみペースがあがる。残り10キロきっていて前にあがりグロスと合流し前に引っ張っていくがはぐれてしまい、ラスト3キロは特に何もできなかった。が、グロスが3位にはいった。

レース終わって腕と足をみると、雹のおかげで、皮膚がぼっこぼこ。
雹初体験のレースだった。

今日は頑張って動いたが、あまり調子がでない。
ここ数ヶ月、遠征続き、落車続きで、少し弱くなっている気がする。
このステージレースで調子を上げていい走りをしたい。